こんにちは。かりしゃちの狩りガール‘かり’です。
私は、数年間、巻き狩りをやってきましたが、
ついに、
今年「わな猟」も始めました。
始めるにあたって、わな猟の師匠達に聞いたアドバイスがとても勉強になったので、大切な事をまとめました。
今回は、師匠達が口を揃えていう「必ず守って欲しい編」です。
師匠達が口を揃えて言う事「毎朝、必ず見に行け。」
罠ルールは、法律でも、地域でも色々ありますが、
どの師匠に聞いても、口を合わせて言うのは、
「毎日、朝に見に行け。」
です。
「これをできない方は、かけてはいけません。」
「これをできない日は、前日に必ず外しましょう。」
厳しいですね。
でも、師匠達が口を酸っぱくするのには、ちゃんと理由がありました。
なぜ、「毎朝」なのか?
わなで狙う獲物、「シカ」「イノシシ」は、
夜行性。
<ひる>けもの道に罠をかける
<よる~夜明け>シカやイノシシがエサを求め、行動する←この時に、罠にかかる
<あさ>猟師に発見される
そして、意外と、か弱く、
早く、仕留めないと、仕留める前に死んでしまいます。
なんと、悲しい。。
シカは、昼にも行動している地域もあるようですが、基本は夜行性です。
また、夜行性とはいえ、昼の方が目が良く見やすいため、もし歩いていたとしても、罠に気づかれてしまいます。そのため、夜の方が断然、罠にかかる確率が高い。
シカ・イノシシが罠にかかると、割と早く死んでしまいます
獲物をかかったままにするとどうなるか?
▼シカ
夜にかかったのなら、次の夕方には死んでしまいます。
シカは夜行性なので、罠には夜にかかります。
シカは、罠にかかると
「どうしよ、どうしよ、かかちゃったよ~
あ~あ~あ、どうしよ、AAAAAAA~」
とパニックに。
そして、そのままにしておくと
次の夕方には、死んでしまいます。
昼でもギリギリだそうです。
▼イノシシ
24時間は辛うじて持つそうですが、それが限界。
イノシシは、シカより耐えれるみたいですが、それでも、24時間。
昼にかけ、夕方にイノシシがかかったなら、罠をかけた次の日の夕方。
夜明けにかかったのなら、罠をかけた次の次の日の夜明け。
しかも、うっ血範囲が広まってしまい、その分食べれる範囲が減ります。
死んでしまうと、美味しく食べれません
もし、罠にかかったまま死んでしまっていたら・・・。
残念ですが、
食べてあげることもできません。
動物が死ぬと、即座にハエが卵を産みに来ます。
頭上からは、ワシやタカが何羽もが、交互に飛び交い、突きに来ます。
その光景には、私でも引く。
また、
長時間、罠にかかったままのお肉について
「ストレスと血が回ってしまったお肉は、申し訳ないけど、
臭くて、美味しくない。」
byジビエ料理屋さん
つまり、
美味しく、食べるためにも、毎朝見に行きたいですね。
まとめ
「なぜ毎朝見に行かなければいけないのか」
師匠達に聞くと、詳しく聞くと答えてくれますが、
まず、一言目は、「かわいそうじゃん。苦しませたくないよ。」と。
確かに。
罠をかけるのには、早起きの覚悟を立てることが大切という事ですね。
と、いう事で、私の朝のルーティンが変わりました。
明日も、罠を見てきます!!
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