【空き家リノベ】木材を買う際に気を付けるポイントは?具体的にご紹介!

空き家リノベーション

こんにちは。
空き家DIY主夫のしゃちです。

今回は、空き家をリノベーションする際に、材料選びのポイントをお伝えします。

かり
かり

2×4材とか、杉とか松とか、何が建材に適しているのか難しいよ。

建材として使うには、曲げや湿気に強い、また有害な物質を含んでいない安全な材料を選ぶ必要があります。

では、何をポイントに選べばいいかを具体的にお伝えしていきます。

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木材は適材適所!

木材を選ぶ際に重要なのが、「どこに使うのか」です。

材料によって特徴があり、得意不得意をしっかり把握してあげることで材料に適した使い方をすることができ、より長く使うことができます。

ざっくり、木材の適材適所をまとめてみました。

2×4材・ホワイトウッド:建具や家具など

ファカルタ:小型の家具など

ラワンベニヤ:床や天井、壁など汎用性◎

杉:家具や床、柱など

松:土台や梁など

NONJASコンパネ:建材としては不向き

屋内で使用するのか、屋外なのか。

湿気が多いのか、重さに耐える必要があるのか。

状況によって最適な木材を選びましょう。

また、安全面で注意するべきポイントがあります。

木材の中には、集成材と呼ばれる木の破片を固めて作られているものがあります。

集成材の中には、屋内利用を用途として作られていないものがあり、長時間触れていると人体に悪い影響を及ぼすと言われています。

一見すると安いNON JASの合板ですが、コンクリートを固める際の型枠として製造されているため、家の床や壁に使うことはできません。

毎日長時間暮らす空間であるからこそ、素材の特徴をしっかりと把握したうえで使う用に心がけましょう。

材料選びのポイント

では、具体的な木材選びのポイントについてお伝えします。

今回は、最もよく使われる角材及び合板について。

角材の選び方

角材の中でも、床の下地を支える「根太」を買いたいとしましょう。

根太には湿気に強く、強度が高い木材が適しています。

根太に適した材とは?

根太に適した材は、狂いが少なく硬い、湿気などにも強い材です。
樹種でいうと、『松や桧』など。

よくホームセンターで見かけるSPF材やホワイトウッド材は、価格は安いものの狂いがあったり強度が弱いため、建築材として用いるのには適していません。

『松・桧』の特徴
松:圧縮力や湿気に強い
桧:耐水性や耐久性、抗菌性に優れている

根太とは、45×45の角材のことで、「垂木」とも呼ばれます。

天井の下地に使う場合は「垂木」、床下の下地に使う場合は「根太」と、同じ木材でも使う場所によって呼ぶ名前が変わるのは不思議で面白いですね。

合板の選び方

次は合板を選ぶポイントです。

室外の使用は特に気にする必要はなく、今回は室内、つまり住宅建材として使う場合のポイントについいてお伝えします。

1.針葉樹・OMFボードは使わない

2.床の下地厚さは最低12mm以上

3.NON JAS材は使わない

針葉樹・OSBボードは使わない

針葉樹の合板は、節が多いのが特徴です。

壁や天井に貼る際には節が気になる程度ですが、床下地として使うのはおすすめしません。

その理由は、節の部分が時間とともに沈んでクッションフロアを敷いた後に床が凸凹になってしまうからです。パテなどで埋めても結果は同じで、最初は良くても暮らす中で状態が悪化していきます。

また、ホームセンターに必ずあるOSBボードですが、こちらも内装材には向いていません。

その理由は、人体に有害な化学物質が出ているためです。本来内装材に使う用で売られていないため、安いからと使ってしまうとシックハウス症候群などになる危険性があります。

OSBボードは糊で固めているため、湿気にも弱く、強度もあまり期待できません。

床におすすめな合板は、ラワン合板です。

耐水性に優れた合板で、室内でも問題なく使用することができます。

厚さは12mm以上

床材として使用する場合、厚さに気をつけましょう。

ラワンベニヤは5mmから24mmまでホームセンターで売っているかと思います。

現在の新築の戸建て住宅では、床下地の合板の厚さは一般的に24mmです。

床をリフォームする場合、24mmが望ましいですが、木材高騰もありかなりコストがかさんでくるのがつらい現状です。

最低限、12mm以上を目安に覚えておくとよいです。

また、ホームセンターによって木材の値段がかなり違うので、事前に下調べをしてから買いに行きましょう。

参考までに、2023年6月時点の各ホームセンターの木材価格をまとめた記事がありますので、よければご一読ください。

NON JAS材は使わない

さきほどから何度もお伝えしているように、NON JAS材は建材には適していません。

そもそも、JASとは、一定の企画に適合しているという証明になります。

人体への影響が少なく、安心して使える材として認識されており、反対にNON JASはその限りではありません。

室内の用途として使用する場合、NON JASの材料は避けるようにしましょう。

有害物質は微量かもしれませんが、毎日長時間吸い続けると花粉と同じようにいつか発症する危険性があります。

避けられるリスクは避けて通るようにしましょう。

まとめ

木材には、価格だけでなく素材の特徴を知ったうえで適切に使う知識も必要になります。

安いのにはそれなりの理由があることを知り、上手に買い物ができるといいですね。

また、木材1本1本も節の数や割れ、反りなど個体差がもちろんあります。

ホームセンターで購入する際は、たくさん見て自分が納得できるものを選びましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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