空き家・空き地の使い方が知りたくて読んだら、『勇気』もGet!

やりながら学ぶ(Leaning by doing)会社員入門書

こんにちは。会社員のしゃちです。

先日、『都市の〈隙間〉からまちをつくろう(大谷悠 著)』を読みました。
一言でいうと、衝撃でした。読み終えた後に高揚感を覚えたほどです。

何か始めたいけどお金もない、人脈もない、ノウハウもない、、、
そんな3人の日本人が、未知の土地で一から居場所を作っていく。

とにかく行動することが大切だということを改めて学びました。

今の現状に満足していない人、行動するための勇気が欲しい人は、とにかく読んでみることをおすすめします。

■本著から学べること

✔ 人口60万人都市ライプツィヒ(ドイツ)を舞台にしたボトムアップ型のまちづくり

✔ 「自分の置かれている状況は行動によって変えることができる」という勇気

✔ やりながら学ぶ(Leaning By Doing)素敵なスタイル

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僕が学んだ3つのこと

「読む時間なんてない!」という人へのお詫びとして、僕が学んだことを3つだけご紹介します。

■僕が学んだ3つのこと

1.まちをつくるという行為に対する見方

2.価値を生み出すためのゴール設定

3.まちに住んでいる人こそプレイヤーであること

1.まちをつくるという行為に対する見方

わたしたちがまちをつくるという行為は「完成形」があるものではなく、常につくりつづけるという「プロセス」そのもの

都市の〈隙間〉からまちをつくろう-ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた- より

まちをつくるという行為には、「終わり」はあっても「完成」はない。
なぜなら、常につくりつづけるという「プロセス」そのものがまちをつくるということだから。

「プロセス」=「まちづくり」という見方が、僕自身の考えとぴったりハマりました。

そしてそれは、まちづくりだけでなく日常の目標設定にも当てはまることだと思います。

状況に応じて常に考え、行動し続けることこそ、まちづくりの本質であり、日常のすべてにも同様に求められています。

2.価値を生み出すためのゴール設定

質の高い完成品をつくることに価値があるのではなく、
さまざまな人びとが共に手を動かして、常になにかをつくりつづけていることに価値がある

都市の〈隙間〉からまちをつくろう-ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた- より

質の高い完成品を求めるあまり、なかなか行動に移せないという経験が僕自身よくあります。

しかし、本当に価値があるものは質の高い完成品ではなく、常につくりつづけているという行動そのものだと言われました。

なんだか、行動できずにあぐねいている時間がとてももったいなく感じました。
つまり、「進みながら常にゴール設定」をすれば良かったんです。

すると、着実に前進でき、かつ状況に応じて柔軟な対応まで可能になります。

初めから立派な形を目指すのではなく、目指す過程で生まれるものの価値を認めること。
スピードが求められている今に適した考え方だと思います。

3.まちに住んでいる人こそプレイヤーであること

タカの視点からは絶望的な状況に思えても、アリの視点で見てみるとワクワクするような発見が潜んでいるのであり、それがこれからの都市を考えるうえで重要な示唆を与えてくれる

都市の〈隙間〉からまちをつくろう-ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた- より

まちをつくるという行為には、俯瞰的な視点が欠かせません。
だからこそ、住んでいる人にしか分からない発見はついつい見落としがちになります。

しかし、一番近くで日々問題に直面している人こそ、その場所に住んでいる人。
そのことをおろそかにしてはいけません。

つまり、タカの視点とアリの視点が重なったとき、はじめて快適で居心地が良い空間へと近づいていくことが可能になります。

タカはアリの視点まで降りること、アリはタカにもなれるという自覚を持つことが、より良いまちをつくる条件であることを学びました。

出会った素敵な言葉 まとめ

「まだ少しくらいなら時間あるよ!」という人に向けて、僕が本の中で出会った素敵な言葉を4つ紹介します。

素敵な言葉1

人々の間の連帯をつくっていくには、ルールや普遍的価値を広げることよりも、
個々人が他者とのつながりや関わり合いを重ねていくことで、
〈われわれ〉と感じられる人々の範囲を広げ
他者だった〈かれら〉を〈われわれ〉の範囲の中に包含していくことが重要。
byリチャード・ローティ(アメリカの哲学者)

都市の〈隙間〉からまちをつくろう-ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた- より

TheyがWeになる瞬間って、なんだか素敵だなと思いました。

〈われわれ〉の輪が自然と広がっていく社会になったらいいなと、願います。

素敵な言葉2

安定を崩すようなものと対峙せざるを得なくなって初めて、メンバーは新たなことを学び、あらたなことにチャレンジしてきました。

都市の〈隙間〉からまちをつくろう-ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた- より

経験した人にしか分からない言葉の重み、とても尊く金言であると思います。

失敗を恐れないことを意識していても、結局は安定を手に入れたいものです。

でも、あらたな学びを得るためには、安定していることに危機感を覚え、チャレンジを繰り返す必要があることを改めて学びました。

好きな言葉3

共通の〈世界〉に生きる存在なのだと確認し合うためには、人々が互いに見られ、聞かれることで〈現れる appearance〉ことが重要。本来的な人間性を隠しているもの〈社会的なるもの the social(肩書、職能、年齢、国籍、ジェンダー)〉の勃興以来、人々が本来的な意味での人間として生きなくなっているのだ。

都市の〈隙間〉からまちをつくろう-ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた- より

哲学者のハンナ・アーレントさんによる訴えです。

肩書や年齢にとらわれ、本当の意味でのコミュニケーションが取れていないという内容がとても心に響きました。

本質に目を向けることで、「つまらないもの」にエネルギーを消費しないようにしたいです。

好きな言葉4

システムに頼らずになるべく自分たちで「できること」と「わかること」を増やし、蓄積しておくこと。

都市の〈隙間〉からまちをつくろう-ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた- より

今後、システムによって最適化され、安全安心で環境負荷の少ない世界が実現されていくと思います。

しかしそれは同時に、システム無しには生きていけない社会でもあることをしっかり覚えておく必要があります。

本書で登場した人々のようなたくましさを身に着けて、いざというときでもなんとか生き抜いていけるような力をつけていきましょう。

最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

僕は本屋でこの本を見つけたとき、まちづくりの勉強として買ったつもりですが、本当は表紙のイラストの可愛さに惹かれて買いました(笑)。

内容自体も、まちに住む人ならだれでも共感でき、勇気をもらえる、わくわくできる、そんな楽しい物語が書かれています。

「何か得られそうだな」と感じた人は、是非ご自身で本と向き合ってみてください。
最後まで読んでいただいた皆さんにも、素敵な出会いがありますように。

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